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東京大学で量子統計力学を学んだ長南瑞生が、モーツァルトやベートーヴェン、ブルックナーなどクラシック音楽を聴いて感じたこととは?果たして何か感じるのか?

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長南瑞生ベートーヴェンの弦楽四重奏曲15番

長南瑞生ベートーヴェンの弦楽四重奏曲15番


ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲の中では、

一番親しみやすい音楽です。

特に、3楽章は感動的です。

音が鳴り出すと、パーッと周りが夕焼け色になってしまいます。


人生の黄昏時に、これまでを回想して、

大変な苦労もあったけど、ついにここまできた、

という雰囲気が漂います。


ABABA


という形式で、分かりやすいのは、少し動きのあるBですが、

ゆっくりと流れるAが分かると、ずーっと感動的です。

でも、Bの部分も、2回目などは、涙があふれてきます。


Aは、最初から感動的ですが、

2回目はもっと感動的……

3回目はもっと感動的………………。


からみあう孤独な弦のメロディーが、

だんだんと豊かに重なり合い、

やがて消えてしまう。


また遠慮がちにあらわれ、

人生全体を回想して、

思い出たちがぱーっと脳裏に溢れ、真っ白になってしまいます。


その中からまた一筋の思い出のシーンがよみがえり、

また感慨が極まって、

やがてゆっくりと消えてゆくのです。


ベートーヴェンは、もはやまったく耳は聞こえないのに、

なんとすばらしい音楽が彼の心に

鳴り響いていることでしょうか。


演奏は、スメタナ四重奏団の旧盤が、

豊饒な響きで、すばらしい。



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